丸吉菜園
To be Tomato, or Not to be Tomato, that is the Question.
農園情報
農園名 農業生産法人 新原農場
場所 山梨県南アルプス市
作型 夏秋栽培
出荷時期 6月~2月
品種 麗月(大玉トマト)、千果(ミニトマト)
紹介
新原農場は山梨県南アルプス市にあります。
甲府盆地の端で南アルプス山脈の東側の麓にあり、南に富士山、北に八ヶ岳、東に秩父の山々を望むことができます。
周囲を山に囲まれた丘陵は一年を通して色んな方向から風が吹きます。南アルプス山脈の反対側の木曽や伊那の谷は年間降水量が非常に多い地域ですが、山脈の壁が雨を降らせるため山梨では晴天が多く、日本でも有数の日照時間を誇ります。
太陽の光と乾いた風というのが美味しいトマト作りにぴったり合っています。光合成が果実の甘さのもとですので、サンサンと光を浴びて元気よく育ったトマトは甘さとトマト独特の旨みがぎゅっと詰まっていてほのかな酸味がフルーティーにワンポイントを与えてくれます。
また栽培に使用する水は、南アルプス山脈の森に降り注いだミネラルたっぷりの美味しい水です。上流では大手飲料メーカーもミネラルウォーターの採水をしており、日本の名水百選にも選ばれています。そんな名水をトマト栽培にじゃぶじゃぶ使えているのですから贅沢な限りです。
山梨県南アルプス市といえば果樹栽培が盛んで、周囲ではサクランボや桃、ブドウなどの農園が多くあります。河川の扇状地で畑に石が多く水持ちが悪いので野菜類にはあまり適していなかったようです。雨が少なく、日照時間が長く、風が通るので、土壌が乾燥しやすいため地元では「月の光でも灼ける」と言われるそうです。そんな条件が実は甘いトマトを作るのにピッタリなんです。
栽培は土耕栽培で特に土づくりに強いこだわりがあるそうです。
まず堆肥には牛糞堆肥と樹皮のバーク堆肥をたっぷりと入れてふかふかの土を作ります。毎年何トンという堆肥をいれていき腐植が豊かになっていくことで徐々にいい畑の土になっていくのだと言います。良い土には、良い根が張ります。良い根が張ると、良い樹が育ちます。そして良く育った樹には、美味しい実がつきます。
そして、そこに窒素・リン酸・カリウムなどの肥料を入れすがこれらをできるだけいろんな種類の有機肥料でやるというのがこだわりのようです。魚粉やカニ殻、牡蠣殻なども使っていて、まるで出汁をとっているようです。化学肥料を使えば、簡単に肥料要素を計算できますが、色々足し算していくことで奥深くてコクのある味わいが出せるのだそうです。
農園主はトマトソムリエの新原氏。美味しいトマトを作るため、理想の畑と理想の栽培の研究に余念がありません。
「農カード」にもなっていますので、
よろしくお願いします。