7月10日は、「なっ(7)とう(10)」の語呂合わせから納豆の日とされています。
稲藁に多く生息していて、藁1本に約1000万個ものの納豆菌がいます。
繁殖力が非常に強く他の微生物を駆逐してしまうので、杜氏は仕込みの時期は納豆が食べられないそうです。
そんな納豆菌ですが、近年農業分野への利用が進んでいます。
納豆菌が繁殖する事で他の病害菌が増殖するのを防ぐ効果が確認されています。
トマトの栽培では特に灰色かび病への防除効果があるとして、農薬登録もされています。
化学農薬のように強力な効果があるわけではないので、病害の発生前の時期から予防的に散布することが必用ですが、病害菌の増殖を緩やかにすることで化学農薬の使用頻度や量を減らすことができます。
このような資材は生物農薬といって、化学農薬だけに頼らない持続可能な農業を目的として注目されています。
微生物を利用して病原菌を防ぐもの、天敵の虫を利用して害虫を防ぐもの、バクテリア破壊ウイルスといった怖そうなものまでいろいろあります。
アブラムシの天敵、ナナホシテントウも生物農薬として販売されています。
話がそれましたが、すごいぞ納豆菌! ということです。
ジメジメとした梅雨時期、気持ちも沈んでしまわないように、
納豆を食べて、納豆パワーを注入しましょう。
そして、トマト畑にも納豆菌を。
ボトキラー水和剤、お試しあれ!!
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